2009.03.04 23:23
いきなりの「桜」でスタートしました、今回の「グラつく」。
この写真、じつは3日前に都内で撮ったものなんです。
次号5月号(3月24日発売)のグラビア撮影の現場で。
昨日今日と、雪がチラついている状況を考えてみれば
信じられませんよね? 言うまでもなく、開花宣言は、
まだまだこれからです。僕ら撮影クルー一同も、あの
日のできごとは奇跡だったと、いま思っています。
そんな「グラビアの神」がもらたした「奇跡」については
追い追い紹介させていただくとして、今日はただいま
絶賛発売中の4月号のグラビア撮影の現場で起きた、
もう一つの「奇跡」について、軽くお話させていただこう
と思います。
4月号のグラビア(P151~)は見ていただけましたか?
今回の女優さん、藤井美菜ちゃんのよさを、できるだけ
引き出すことができるような、そんな「シチュエーション」
を模索して、撮影しました。
たどりついたテーマは、「育ちのよさそなお嬢さんが、
大きな楽器を持って悪戦苦闘しているところに遭遇し、
つい手を差し伸べたくなって......」というもの。
たとえば、こんな感じです。
ところで、このブログでは、現場のオフショット(カメラ
マンが撮影しないオフの瞬間)をできるだけご提供し
ようとやってはいるのですが、今回は、残念ながら、
オフショットはゼロです。
なぜか。
アクシデントに見舞われたからです。本誌をご覧の方
ならおわかりですよね? そう、ヤツです。ロケで撮影
を行う際の一番の天敵、雨です。
撮影中は、ヤツと戦っていたわけです。傘2つを手に、
カメラマンの傍で機材とカメラマンを傘で守りながら。
というわけでオフショットを撮る余裕がなかったのです。
言い訳になりますが、さらに、聞いてやってください。
タレントさんは想像以上に多忙です。雨だからといって、
撮影日を変更することは、雑誌数ページの撮影程度
であれば、まず不可能と言っていいでしょう。
選択肢としては、撮影場所を変更する、つまり、雨が
襲って来れない場所=スタジオに変える、という手が
一般的です。
ただ、この連載では、シチュエーションが「肝」なので、
そうそう簡単に組み上げたロケーションを変更すること
はできないのです。ただ普通に撮るだけならどこだって
できるわけですが。
簡単に説明してみますと「シチュエーション」というのは
(1)場所
(2)小道具
(3)衣装
(4)筋書き
などの要素が、うまく絡み合って、構成されるわけです。
今回の撮影でいえば、
(1)高級住宅街で、
(2)大きな楽器のケースを持ち
(3)育ちの良さそうな女の子が
(4)悪戦苦闘している
というシチュエーションを、前日までに、組み上げます。
じつは、街中であっても、撮影には事前の許可が必要
です。また、楽器を借りる手はず、相応しい衣装の準備、
そして、その街のどこでどういう絵を撮るか、どういう順
で撮るか、を決めてから臨みます。その場のなりゆきで
撮るケースもありますが、限られた時間内で、筋書きに
こだわって撮影を行おうとすれば、だいたいそうなります。
撮影当日、雨の可能性はゼロではなかったのですが、
一か八かで決行しました。というか、するしかない状況。
そして、いざ撮影本番。来ましたね、雨が。ちょうど撮影
のはじまるタイミングに合わせたかのように。そして、
撮影が進むにつれ、続行すら危うくなるほどの豪雨に。
焦るし、凹むし、最悪です......。
ただ、結果的に、失敗だったとは微塵も思っていません。
むしろ、「大成功」だったとさえ。
なぜなら、それは、本誌を見ればわかってもらえるハズ。
雨という予期せぬ演出で、彼女の「悪戦苦闘」の様子が、
さらに説得力を放っているからです。それこそ、雨の演出
なんて狙ってできるものじゃありませんから。
だから思うのです。これも「グラビアの神」がくれた「奇跡」
なのでは、と。
前向きすぎでしょうか?
ともかく、まずは、「グラビアの神」の演出をご確認ください。
(タレント撮影/関 めぐみ)
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