2008.10.20 19:59
どうも、松井です。
さて、先日パイオニアさんのイベント、
「PIONEER PREMIERE FESTA'08 EPISODE Ⅱ」(長いな)
に参加してきました。
これは、同社の新作テレビ・KUROを中心とした
ホームシアターシステムを
体感しましょう! というイベント。
一般の来場者も多く参加し、
それはそれは大変な盛況ぶりでした。
詳細は10/24発売のゲットナビ12月号に
掲載していますので、そちらに譲りますが、
そのお土産がちょっと面白いものでした。
それは。
「ZAGAT SURVEY MOVIE GUIDE」
(のKUROバージョン。ギフト用として、
カスタマイズできるようです。
これも面白い試みですね)。
そんなの、あるんだ!
ザガットといえば、
当然レストランガイドのイメージでして、
ムービーガイドを出していること自体知りませんでした。
どれどれ、と中身を見てみると、
その基本的な体裁はレストラン版と同じ。
ただ、当然評価項目は異なっており、
こちらは各作品の「総合」「演技」
「ストーリー」「プロダクション・バリュー」
4項目を、各30点満点で評価しています。
評価方法は、レストランと同じく、
何万人という参加へのアンケート方式。
すなわちその評点は、誰か一人の主観ではなく、
極めて客観的な判断。
「だから信頼できるでしょ」となるわけですが、
それは同時に「自分だけにヒットする最高の一本!」
を見失わせる可能性もあるわけです。
その意味で、自分が何かを人に伝える際に
参考にしたいのは、
超名作マンガ「孤独のグルメ」(扶桑社文庫)のほう。
これは、冴えない腹をすかせたサラリーマンが
見知らぬ町で「メシを喰う」、
ただそれだけの漫画です。
タイトルどおり、一応「グルメ漫画」に
カテゴライズされ、
若干店舗名などは変更されているものの、
実際の「店舗紹介」として耐えうる
リアリティを持っています。
が、しかし。
グルメ漫画なのに、
料理に対するウンチクはゼロ。
素材についても言及なし。
店の基本情報も当然なく、
そこに描かれているのは、
90%主人公の内面描写。
(↓以下すべて心理描写)
「これでライスをやっていないなんて......残酷すぎる」
「このおしんこは正解だった」。
「豚汁もいいけど......ここはナメコ汁で決めよう」
「持ち帰り! そういうのもあるのか」
こんな描写が延々と続き、
あとは主人公がむぐむぐとメシを喰うだけ。
最終的には「採点」なんて野暮なものは
もちろんないどころか、
「ウマイ/マズイ」の結論さえなし。
なのに......読んでいると、
むちゃくちゃ喰いたくなるんです!
豚肉いための描写に喉が鳴り、
劇画風たこ焼きに涎があふれ出すわけです。
うーん、これはなんなのだろう?
評価も感想もなく、ただその情景を見せるだけ。
なのに、客観的評価より、主観的感想より、
よっぽど「喰いたい!」と感じるんですよね。
ゲットナビでもこんな静謐な商品訴求、
できないものだろうか、
と考えてしまいました。
評価も採点もなく、
ただ黙々とテストをして、
心の中で一言。
「これでブルーレイをやっていないなんて......残酷すぎる」
(東芝の商品紹介)。
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